師走

12月に入り、通常業務に加えて紀要論文の執筆や来年度のシラバス提出やラジオNIKKEIの収録や定期試験作成などが重なり完全にテンパっております。あすも某研究会で発表予定ですが準備が(以下省略)。

ポツドール『恋の渦』@シアタートップスと岡田利規作・演出『エンジョイ』@新国立劇場を観てどちらも非常に興味深く(以下ネタバレ)、というよりどちらも20代半ばのニートやフリーターの群像劇であり、どちらも男女関係を描いており、どちらも「外部の視線」として「まっとうなサラリーマン役」が登場し、どちらも映像を効果的(かどうかは少し判断を保留するが)に使用しているのに、二つの芝居はまったく、ぜんぜん違う。というところに分析の糸口があるように思った。そしてそれは三浦大輔岡田利規のテキスト/戯曲の違いとして、たとえば前者が「即物的なコミュニケーションとキレる身体」を特徴とするならば、後者は「前置きと迂回をくり返すメタ会話と遅延する身体」というようにひとまずまとめられるかもしれない。『恋の渦』では四つの部屋/空間を結びつける装置として(日本の)バラエティーなどのテレビ番組が延々と流れていたが、『エンジョイ』で映されたフランスのデモの風景はむしろこちら/あちらのへだたりを強調するかのように用いられていた(という解釈で本当にいいのか)。など。それで話はまったく変わるが昨日は非常勤先のゼミ納会で学生と飲んで、みんなちゃんと就職できればいいなと思った。

現在発売中の『英語青年』に80年代ニューヨークの都市文化に関する短いコラム、『ミュージック・マガジン』に『ロックを生んだアメリカ南部』(NHK出版)の書評を書いてます。

英語青年 2007年 01月号 [雑誌]

英語青年 2007年 01月号 [雑誌]

NHKブックス(1071) ロックを生んだアメリカ南部 ルーツミュージックの文化的背景

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