レディ・イン・ザ・ウォーター再び

レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]

レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]

栄えあるゴールデン・ラズベリー賞ラジー賞*1候補となった『レディ・イン・ザ・ウォーター』。祝DVD化。予約していたので発売初日に購入、すぐさま鑑賞(三度目)。号泣(三度目)。いや、もうどうしてこんな気持ちになるのか、いったいどのあたりの琴線に触れているのか自分でもよくわからん。が、とにかく泣けて泣けてしょうがない。感想は前に書いたとき*2と変わらない。話の基本はドラクエだし、最後に出てくるタトゥーティック(?)もどうみても猿にしか見えないし、映画としては穴だらけだと思う。でもマンションの住民一人一人に役割が与えられるあたりから微妙に視界がくもりはじめ、ポール・ジアマッティがヒーラーであることが判明するところではすでに鼻水を垂らしながらボロボロ泣いていた。シャマラン、君のメッセージはしかと受けとめた。

ちなみにこの作品、ラジー賞の最低作品賞、最低助演男優賞(シャマラン本人!)、最低監督賞、最低脚本賞の4部門にノミネート。講評のところには、"brain-dead bed-time story (and box office dud)"(頭のいかれたおとぎ話(しかも興行的な失敗作))とある。あのなあ。そんなこと本気でいう奴は、映画のなかの評論家(ボブ・バラバン)のようにスクラントに食われてしまえ!