W&M(3)

昨日は午前中に「アメリカ社会と人種」と題するレクチャー。講師はキム・フィリップス*1。こちらに実際に来てみて驚いたのは講師陣がすばらしいこと。キム・フィリップスもそうだし、二日後にはスコット・ネルソン*2の音楽文化論も予定されている。どうでもいいけど、夏期短期研修のプログラムにしては講師陣が豪華すぎるのではないか。これまでにもこうした夏期プログラムの引率は何度か経験しているが、講師はだいたい若手の語学教師が中心で、夏に数週間だけ日本から来る学生のためにその大学のエース級の正教授が講義をするようなことは滅多にないと思う。しかも、キム・フィリップスは現在副学部長の職に就いていることもあって、W&Mの学生でもなかなか講義を受けられないとのこと。スコット・ネルソンなんて僕が一番講義を聞きたいくらいだ。

それにしても、彼らは本当に講義が上手。学生も内容は半分くらいしかわからなくても、レクチャーのデリバリーというか「話しっぷり」に感動している様子。

写真はキャンパス内のWren Building(裏側から)。現在も使用されつづけている大学の建造物としてはアメリカ最古のもの。