死ぬまでに聴いておきたい1000枚
英ガーディアン紙の企画「死ぬまでに聴いておきたい1000枚」
http://music.guardian.co.uk/1000albums/
選出基準*1は以下の通り。
・原則として1アーティスト(グループ)につき1枚。ただしブライアン・イーノとかデーモン・アルバーンのように節操のないやつらはあちこちに登場するよ。
・いまさら口にするのも恥ずかしい「名盤」のほかにもいいアルバムがあればそっちをあげた。『リボルバー』とか『ペット・サウンズ』とか、いまさら人に薦められたいか?
・リストにはコンピもたくさん入ってる。シングルだけ聴けばいいアーティストもいるからね。サイケ/ガレージ・シーンのすばらしいコンピがあれば、スタンデルズのアルバムなんて必要ないだろ?
・一般的にはほとんど知られていないマイナーなアルバムもたくさん入ってる。もし名前も聞いたことがないアルバムにぶちあたったら、それはライターの一人が強力にプッシュしたってことだよ!
ざっと眺めてみた。たしかにメジャー/マイナーなアルバムがほどよく混ざっていて面白い。R&Bやソウルについては、チェアメン・オブ・ザ・ボードやホワットノーツが入ってるのにアン・ピーブルズもO・V・ライトも外れているというように、明らかにノーザン偏重。ネオン・フィルハーモニックが選出されているのにヴァン・ダイク・パークスやランディ・ニューマンが選外というのもちょっと不可解。個人的にはザ・バンドもリトル・フィートもない「1000枚」というのはいかがなものかという気がするが、でもそんな傾向も含めていかにもイギリス人好みのリストという印象。そして、それは現在の日本とも共通する空気だと思う(サザン・ソウルはいつから聴かれなくなったんだろう。やっぱり渋谷系以降だろうか)。
ちなみに、1000枚の中に選ばれた日本のミュージシャンは二組(だけかな。見落としてたら教えてください)。YMOの『ソリッド・ステイト・サバイバー』とボアダムズの『ヴィジョン・クリエイション・ニューサン』。
同じくガーディアン紙による映画版「死ぬまでに観ておきたい1000作品」はこちら↓。
http://film.guardian.co.uk/1000films