2010-01-01から1年間の記事一覧

村上春樹を音楽で読み解く

栗原裕一郎さん企画・監修による『村上春樹を音楽で読み解く』が刊行されました。村上春樹を音楽で読み解く作者: 栗原裕一郎,大谷能生,鈴木淳史,大和田俊之,藤井勉出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2010/09/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回こ…

島尾敏雄

今月号の『新潮』に『島尾敏雄日記──『死の棘』までの日々』(新潮社)の書評を書きました。新潮 2010年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/10/07メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

ブルックリン・ルネサンス

英語圏文芸誌GRANTAとの共同企画で話題の今月号『群像』に「紐育滞在記──ブルックリン・ルネサンス」というエッセイを書きました。群像 2010年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (1…

二ヶ月もほったらかしにしてしまいました。なんとか時間を作ってライブにはそれなりに足を運んでいるので、少しずつアップしたいと思っています。あと、遅ればせながら今月号の『ミュージック・マガジン』に「シカゴステッパーズ」の用語解説を書いています…

ボブ・ディラン

今、発売中の『現代思想』のボブ・ディラン特集に「ロックと死─偽装するボブ・ディラン」という文章を書きました。現代思想 2010年5月臨時増刊号 総特集◎ボブ・ディラン作者: ボブ・ディラン,菅野ヘッケル,ピーター・バラカン出版社/メーカー: 青土社発売日:…

書評

今発売中の『新潮』に古谷利裕さんの『人はある日とつぜん小説家になる』(青土社)の書評を書きました。新潮 2010年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/07メディア: 雑誌購入: 4人 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る人…

サリンジャー追悼

今発売中の『文學界』に「紐育滞在記──サリンジャーの死、あるいは可視化される欲望」という追悼文を書きました。こちらニューヨークの状況などを絡めつつ、なるべくこの作家の現代性に焦点をあてたつもりです。あと、昨年山崎まどかさんが翻訳された下記の…

研究社のサイト内にある『Web英語青年』*1に舌津智之『抒情するアメリカ──モダニズム文学の明滅』の書評を書きました。前著『どうにもとまらない歌謡曲』は少しでも音楽に興味がある人にとっては必読書ですが、今回も素晴らしかったです。抒情するアメリカ …

コロンビア大学のコア・カリキュラム(3)

コロンビア大学のコア・カリキュラム(2) http://d.hatena.ne.jp/adawho/20100206 の続きです。(少し加筆しました。2/13) コロンビア大学のコア・カリキュラムについて、前回までに一年生必修科目"Literature Humanities"(以下、LH)と二年生必修科目 "Con…

コロンビア大学のコア・カリキュラム(2)

コロンビア大学のコア・カリキュラム(1)http://d.hatena.ne.jp/adawho/20100205の続きです。 コロンビア大学が一、二年生全員に課しているコア・カリキュラム。その運営システムについて述べる前に、もうひとつ科目を具体的に見てみよう。"Contemporary Civ…

コロンビア大学のコア・カリキュラム(1)

先週iPadが発表されたとき、Twitterの一部で「教養」について話題になっていた。ジョブスがアップルの理念を説明したときに、どうやら"liberarl arts"の重要性について話したらしい。基本的に僕はチキンで無精なので、Twitter上の荒波に議論を投げかけること…

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1月18日(月) 祝日。Richard Hofstadter Anti-Intellectualism in American Life. ホフスタッターはアメリカの反知性主義の系譜を三つ挙げている。Evangelicalism, primitivism, そしてbusiness societyである。business societyについては、たとえば「ビジ…

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1月11日(月) ルーファス・ウェインライトがアッパー・イーストのホテルに出演するというので早速チケットをとる。とはいえ、二人で家を空けるわけにはいかない。断腸の思いでAに譲る。もともと「トゥルー・カラーズ・キャバレー」*1というLGBT運動の一環と…

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1月4日(月) 赤ん坊は深夜から朝6時ごろまで寝付かず。夜泣きがひどい。 1月5日(火) 今日で赤ん坊が生まれてちょうど一ヶ月。これほどカオスな一ヶ月は経験したことがない。これは何かの修行なのか。だとしたら何の修行なのだろう。ではその修行の成果と…

2010年

今年は喪中(でした、そういえば)なので、新年のご挨拶を控えさせていただきます。年末年始といってもとくに何をしたわけではなく、ただただ赤ん坊を中心にした生活──そもそも「生活」といえるのかどうか、ほとんどスラップスティックを地でいくような日々─…