Memo

ヒップホップ・ブックカフェ

お知らせとご報告です。3月16日(金)、SNACにて大谷能生さんとトーク・イベントを行います。デューク・エリントン、アフロ=フューチャリズム、ヒップホップ当たりをキーワードに黒人音楽/文化について二人でお話しします。僕自身とても楽しみにしているの…

サントリー学芸賞

こちらでのご報告が遅れましたが、このたび拙著『アメリカ音楽史ーミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社選書メチエ)で第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞しました。*1 今年は本書と、長谷川町蔵さんとの共著『文化系…

オリオン書房ノルテ店イベント

『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)、多くの方々に手に取っていただき本当に感謝しています。本書関連イベントをさらにお知らせいたします。今週末の12月18日(日)午後4時(開場3時半)から、オリオン書房ノルテ店でトークイベ…

文化系のためのヒップホップ入門刊行イベント他

長谷川町蔵さんがTwitter上に寄せられた『文化系のためのヒップホップ入門』へのコメント/感想をまとめてくれました。→ http://togetter.com/li/198779 また、本書刊行にあわせてイベントを開催します。 10月22日(土)ジュンク堂新宿店 『文化系のためのヒ…

文化系のためのヒップホップ入門

ライターの長谷川町蔵さんとの対談本(+ディスクガイド100枚付き)、『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)が10月7日に発売。アマゾンではすでに予約が始まっています。これ、かなり面白い本になっているのではないかと思うので、…

『ユリイカ』ほか。

発売中の『ユリイカ』(特集:B級グルメ)に「肉を挽き、パンで挟む―ハンバーガー小史」という文章を寄せています。また、何かと忙しくアップデートが遅れていますが、最近書いた文章も以下に並べておきます。ユリイカ2011年9月号 特集=B級グルメ ラーメン、…

書評

拙著『アメリカ音楽史』の刊行から3ヶ月近く経ちましたが、おかげさまでさまざまな媒体でとりあげていただきました。ありがとうございます。もし見落としている記事などございましたらご一報いただければ幸いです。(7/9追加:紀伊国屋書評空間、公明新聞、8…

もっともアメリカ的な音楽家

(以下、twitterより再録) 講談社『本』5月号に「もっともアメリカ的な音楽家」というエッセイを寄せています。3月5日にマンハッタンのタウンホールでみたランディ・ニューマンのコンサートについて書きました。 http://bit.ly/g6qvcV実は『アメリカ音楽史…

アメリカ音楽史

3月29日に帰国しました。二年間の在外研究の総括についてはまた別エントリーを立てますが、もうすぐ本が出るので今日はその宣伝を。『アメリカ音楽史──ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社選書メチエ、2011年)アメリカ音楽史 ミ…

村上春樹を音楽で読み解く

栗原裕一郎さん企画・監修による『村上春樹を音楽で読み解く』が刊行されました。村上春樹を音楽で読み解く作者: 栗原裕一郎,大谷能生,鈴木淳史,大和田俊之,藤井勉出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2010/09/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回こ…

島尾敏雄

今月号の『新潮』に『島尾敏雄日記──『死の棘』までの日々』(新潮社)の書評を書きました。新潮 2010年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/10/07メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

ブルックリン・ルネサンス

英語圏文芸誌GRANTAとの共同企画で話題の今月号『群像』に「紐育滞在記──ブルックリン・ルネサンス」というエッセイを書きました。群像 2010年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (1…

二ヶ月もほったらかしにしてしまいました。なんとか時間を作ってライブにはそれなりに足を運んでいるので、少しずつアップしたいと思っています。あと、遅ればせながら今月号の『ミュージック・マガジン』に「シカゴステッパーズ」の用語解説を書いています…

ボブ・ディラン

今、発売中の『現代思想』のボブ・ディラン特集に「ロックと死─偽装するボブ・ディラン」という文章を書きました。現代思想 2010年5月臨時増刊号 総特集◎ボブ・ディラン作者: ボブ・ディラン,菅野ヘッケル,ピーター・バラカン出版社/メーカー: 青土社発売日:…

書評

今発売中の『新潮』に古谷利裕さんの『人はある日とつぜん小説家になる』(青土社)の書評を書きました。新潮 2010年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/07メディア: 雑誌購入: 4人 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る人…

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1月4日(月) 赤ん坊は深夜から朝6時ごろまで寝付かず。夜泣きがひどい。 1月5日(火) 今日で赤ん坊が生まれてちょうど一ヶ月。これほどカオスな一ヶ月は経験したことがない。これは何かの修行なのか。だとしたら何の修行なのだろう。ではその修行の成果と…

2010年

今年は喪中(でした、そういえば)なので、新年のご挨拶を控えさせていただきます。年末年始といってもとくに何をしたわけではなく、ただただ赤ん坊を中心にした生活──そもそも「生活」といえるのかどうか、ほとんどスラップスティックを地でいくような日々─…

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見にくいので別エントリーにしました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー"New York is falling apart."──9月のある日、東京とニューヨークを行き来しながら生活するローランド・ケルツ氏とソーホーのカフェで昼食をともにしたとき、ふと彼はこうつぶや…

2009年ベストテン

今年は本当にCDを買わなかった。100枚いってないかもしれない。これほど買わなかったのは20年ぶり。理由はいくつかあるが、まずニューヨークに大型CD店がほとんど見当たらないということ。バーンズ&ノーブルやボーダーズなどの書店チェーンの一角に小さなCD…

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12月14日(月)〜20日(日) 今週は特に書くべきことはない。月曜日に産婦人科でAが産後のチェック。土曜の午後に日本から来たNさんと渡辺と三人で二時間ほどお茶をした以外はただひたすら赤ん坊の世話をしていた。一日のうち自分が起きていて、かつ赤ん坊が…

13

12月7日(月) 午前中、産科医と小児科医が病室に来て診察。出産時の出血が多かったため、ある検査の結果を待ちその数字が20以上だったら退院、以下だったらもう一泊するようにといわれる。実は昨日、Aは貧血で一度意識を失っており、本当はもう少し病院にい…

新人小説月評

まだ実際の雑誌を見ていませんが、いま発売されている『文學界』で「新人小説月評」を書いています。今月が最終回なので、この六ヶ月で取り上げた54作品のうち個人的なベスト5も挙げました。文学界 2010年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 20…

12

11月30日(月) 午後、病院。夕方、原稿を送る。 12月1日(火) 昼過ぎに大学へ。14時、フィロソフィー・ホールでセミナー。Junot DiazのThe Brief Wondrous Life of Oscar Waoを読む。2007年度全米批評家協会賞およびピュリッツァー賞受賞。The Brief Wondr…

11

11月23日(月) 昼過ぎに大学へ。14時、ハミルトン・ホールのアンドリュー・デルバンコ教授の研究室へ。ちなみに、デルバンコさんはコロンビアでの僕の受け入れ教官である。英文科(コロンビアはEnglish and Comparative Literature=英文学および比較文学科…

ユリイカ/タランティーノ

まだ見ていませんが、『ユリイカ』のタランティーノ特集号が発売されたようです。「パシフィック・リム・ミュージック──タランティーノの音楽とチーズの美学」で、おもにタランティーノ作品のサウンドトラックについて書きました。ユリイカ2009年12月号 特集…

10

11月16日(月) 義理の伯父が亡くなったとの報。父親と連絡を取りながらもろもろ進める。14時、病院。夕方に帰宅し、Alison BechdelのFun Homeを徹夜で読む。 11月17日(火) 朝方少しだけ寝て、12時過ぎに大学。14時、セミナー。今週の課題図書はアリソン・…

9

11月9日(月) 16時、ホテルで真理さんと9月からNYUの客員研究員としてこちらに滞在中の中地さんと待ち合わせ。ダコタ・ハウスをご案内したあと、しばらくセントラル・パークを散歩する。紅葉が美しい。誰もがいうことだけど、いつも殺気立っているマンハッ…

文學界

いま発売中の『文學界』に「新人小説月評」を書きました。半年間、担当してきたページも来月で最後になります。文学界 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/11/07メディア: 雑誌 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る

8

11月2日(月) 14時、病院。とても混んでいた。山内さん最後の夜、ということでステーキを食べにいく。18時ごろ家を出てNラインでキャナル・ストリートまで。そこでJラインに乗り換えてブルックリンのマーシー・アベニュー。駅を降りて線路沿いにマンハッタ…

7

10月26日(月) 夜、訃報が届く。学生時代のサークルの二つ上の先輩が事故でなくなったのこと。その先輩とはサークルで何度も顔を合わせていたものの、どこかつかみどころがなく、はぐらかされてばかりいたような気がする。いつも笑顔で、でもその笑顔が本心…