ヒップホップ・ブックカフェ
お知らせとご報告です。
3月16日(金)、SNACにて大谷能生さんとトーク・イベントを行います。デューク・エリントン、アフロ=フューチャリズム、ヒップホップ当たりをキーワードに黒人音楽/文化について二人でお話しします。僕自身とても楽しみにしているのでぜひ!
また、現在発売中の『文藝別冊*ジョン・コルトレーン』(河出書房新社)と『レコード・コレクターズ』にそれぞれ文章を寄せています。よろしくお願いいたします。
- 作者: 後藤雅洋
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: ムック
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2012/02/15
- メディア: 雑誌
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
サントリー学芸賞
こちらでのご報告が遅れましたが、このたび拙著『アメリカ音楽史ーミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社選書メチエ)で第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞しました。*1
今年は本書と、長谷川町蔵さんとの共著『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)を出しましたが、紙幅の都合であとがきでも受賞の言葉でも触れることができなかったことについてひとことだけ。
僕は学部時代、竹内まりやさんや杉真理さんを輩出した音楽サークルに所属していました。星の数ほどある音楽系団体のなかからこのサークルを選んだ理由は、先輩方の演奏技術がとても高かったのと、音楽に詳しい先輩が多かったからです。まるで日本中の音楽マニアを集めたかのような(と入学当初の僕には思えた)環境に身を置き、中学時代からバンドを組んでいっぱしの音楽ファンを気取っていた自分の「聴き方」は完全にリセットされました。プロデューサーやスタジオ・ミュージシャン、それにアレンジャーの名前で音楽を聴くことを憶えたのも学部時代のことだし、自分だけでは決して手を伸ばすことがなかったさまざまなジャンルの音楽に接することができたのもこのサークルのおかげです。結果的に人よりも長く(かなり長く)大学に残ることになりましたが、『アメリカ音楽史』は学生時代の音楽活動抜きには語れない書物です。慶応大学リアル・マッコイズの仲間に最大限の感謝を捧げます。
その意味でも、今年twitter上で竹内まりやさんの生みの親ともいえる音楽プロデューサー、牧村憲一さんに『アメリカ音楽史』に言及していただき*2、山下達郎さんにファンクラブ会報で『文化系のためのヒップホップ入門』を取りあげていただいた*3のは望外の喜びでした。ありがとうございます!
受賞の言葉と選評は下記に。
アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで (講談社選書メチエ)
- 作者: 大和田俊之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 92回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
オリオン書房ノルテ店イベント
『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)、多くの方々に手に取っていただき本当に感謝しています。本書関連イベントをさらにお知らせいたします。
今週末の12月18日(日)午後4時(開場3時半)から、オリオン書房ノルテ店でトークイベントを行います。ご存知の通り、ここは常に刺激的なイベントを仕掛ける文化的なハブとして知られており、このような場でイベントを開催することをとても嬉しく思っています。しかも、ゲストは日本の黒人音楽界の総本山bmr*1編集長の丸屋九兵衛さん*2!!町蔵さんと丸屋さんの掛け合いを僕自身が楽しみにしています。みなさん、ふるってご参加ください。詳細は下記↓
http://www.orionshobo.com/topix/story.php?page=3&id=1694
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
文化系のためのヒップホップ入門刊行イベント他
長谷川町蔵さんがTwitter上に寄せられた『文化系のためのヒップホップ入門』へのコメント/感想をまとめてくれました。→ http://togetter.com/li/198779
また、本書刊行にあわせてイベントを開催します。
- 10月22日(土)ジュンク堂新宿店
『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)刊行記念トークセッション「ヒップホップと音楽の未来」長谷川町蔵×大和田俊之×ゲスト・佐々木中(作家・哲学者)
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk-shinjyuku.html#20111022shinjuku
- 11月3日(木・祝)朝日カルチャーセンター新宿教室
「オトナの文化祭−文化系のためのヒップホップ入門」長谷川町蔵+大和田俊之
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=139672&userflg=0
他にもいくつかイベントを開催する予定です。よろしくお願いいたします!
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
文化系のためのヒップホップ入門
ライターの長谷川町蔵さんとの対談本(+ディスクガイド100枚付き)、『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)が10月7日に発売。アマゾンではすでに予約が始まっています。これ、かなり面白い本になっているのではないかと思うので、よろしくお願いいたします!
詳細はこちら↓
http://www.artespublishing.com/blog/2011/09/14-893
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
『ユリイカ』ほか。
発売中の『ユリイカ』(特集:B級グルメ)に「肉を挽き、パンで挟む―ハンバーガー小史」という文章を寄せています。また、何かと忙しくアップデートが遅れていますが、最近書いた文章も以下に並べておきます。
『新潮』2011年9月号に青木淳悟さんの『私のいない高校』の書評を書きました。
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/08/06
- メディア: 雑誌
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
『en-taxi』Vol. 33 (Summer 2011) に日本語ラップに関するエッセイを書きました。
en-taxi Vol.33 (Summer 2011) (ODAIBA MOOK)
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/07/28
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
『ミュージック・マガジン増刊プロテスト・ソング・クロニクル──反原発から反差別まで』(2011年8月増刊号)にレビュー数本とコラムを寄稿しています。
- 作者: 鈴木孝弥
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2011/07/19
- メディア: 雑誌
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
『群像』2011年8月号に「私のベスト3:極私的紐育スポット」というエッセイを書きました。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 雑誌
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
書評
拙著『アメリカ音楽史』の刊行から3ヶ月近く経ちましたが、おかげさまでさまざまな媒体でとりあげていただきました。ありがとうございます。もし見落としている記事などございましたらご一報いただければ幸いです。(7/9追加:紀伊国屋書評空間、公明新聞、8/29追加:週間読書人)
- 読売新聞2011年5月8日、都甲幸治氏
- 日本経済新聞2011年5月15日、生井英考氏
- 『ミュージック・マガジン』2011年6月号、五十嵐正氏
- (インタビュー記事)『週刊文春』2011年6月2日号文春図書館「著者は語る」
- 朝日新聞2011年5月29日読書欄(無署名記事)
- 『新潮』2011年7月号、大谷能生氏
- 『レコード・コレクターズ』2011年7月号、後藤幸浩氏
- 『intoxicate』#92 、2011年6月号(複数冊の一冊として)、小沼純一氏
- 『図書新聞』3020号、2011年7月2日、飯野友幸氏
- 東京新聞2011年6月26日読書欄(無署名記事)
- 紀伊国屋書評空間2011年7月4日、阿部公彦氏
- 公明新聞2011年7月4日、椎名誠二氏
- 週間読書人2011年7月22日号、「2011年上半期の収穫」アンケートで阿部公彦(英米詩)、三浦健(リブロ)、武藤浩史(イギリス文学)の三氏に拙著を取りあげていただきました。