2008-01-01から1年間の記事一覧
それほどマメに追っていたわけではないが、新譜編(http://d.hatena.ne.jp/adawho/20081226)につづき、今年再発されたアルバムのなかで印象的なものをいくつか。順不同。(追記:あれ、途中で切れてた。もう一度アップします。)Gary Usher / Barefoot Adve…
昨年以来、基本的にヒップホップ以外は聴けない体になってしまった。ジャンルそのものに微妙な停滞感が漂うのに反して、今年も楽しませてもらいました。例年どおり並びはアルファベット順。 1) The Cool Kids / The Bake Sale (Warner 2008) 2) E-40 / The B…
いま発売中の『ミュージック・マガジン』のRandom Notesで「フーテナニー」の解説記事を書きました。10月号がPerfume特集(増刷が決まったらしい)で今回は中田ヤスタカ/capsuleの特集。しかもPerfumeのインタビューも収録。MUSIC MAGAZINE (ミュージックマ…
前回更新時から1ヶ月。少し体調を崩したりもしたが、なんとか山は越えたような気がする。10月28日 ネヴィル・ブラザーズ@JCBホール。来日は12年ぶり。入り口でAと待ち合わせ。初めての会場だが、こじんまりとしていい感じ。本編では自分たちの曲だけでなく…
のっぴきならない状態が続いています。いろいろ凹むことも多くてきつい。 先週末は福岡で日本アメリカ文学会全国大会@西南学院大学。夜は同僚や後輩の皆さんと呑んだくれておりました。 予約していた『GAME』が届きました。そういえば申し遅れましたが、わ…
発売中の『群像』にリチャード・パワーズ『われらが歌う時』の書評「音楽と歴史と時間の三重唱(トリオ)」を書きました。とにかく、あらゆる意味で圧倒的な作品であるとだけいっておきます(上下巻あわせて1000ページ以上)。ぼくも担当編集の方に指摘され…
うう。いつのまにかもう10月じゃないか・・。各方面ご迷惑をおかけしました&おかけしています。あともう少ししんどい日々が続きそうです。いま発売中の『ユリイカ』で中上健次について書いています。中上の『異族』とフォークナーの『寓話』を並べたときに…
きょう発売の『音楽誌が書かないJポップ批評55*安室奈美恵』に短い文章を書いてます。はじめこの企画の話を聞いたとき、書きたいのはやまやまだけど時間の関係で無理かもと一度はあきらめたのですが、土壇場でやっぱり書かせてもらうことにしました。DVDレ…
いま発売中の『ミュージック・マガジン』の特集「スライ&ファンク・ムーヴメント」でアルバム・レヴューを書きました。小出斉さん選出による「これぞ、ファンク名盤50選」のうち、僕が担当したのはジェイムズ・ブラウン『ソウルの革命』(James Brown Revolu…
少し前になりますが、『國文學』8月臨時増刊号の特集「<子ども>の文学100選」*1に、10枚ほどの文章を2本書きました。東京外国語大学の和田忠彦さんセレクトによる100冊をいくつかのテーマ別に分け、都甲幸治さんや小澤英実さんなどと執筆したものです。ぼ…
昨日午後、学生より一足先に帰国しました。帰りのフライトでは隣に座った子どもが13時間にわたって泣きつづけて、(子どもに罪はないにせよ)さすがにまいった。今回はW&M側の大学院生とも興味の対象がかぶるのでいろいろ話ができたし、なにより参加者の学生…
昨日は午前中に「アメリカ社会と人種」と題するレクチャー。講師はキム・フィリップス*1。こちらに実際に来てみて驚いたのは講師陣がすばらしいこと。キム・フィリップスもそうだし、二日後にはスコット・ネルソン*2の音楽文化論も予定されている。どうでも…
今回、ウィリアム&メアリー大学には学生の引率(サマープログラムに途中まで参加)ともろもろの打ち合わせのために来ています。学生は午前中に講義とディスカッション、午後にアクティビティーとかなりハードなスケジュール。きのうは大学からすぐ近くのコ…
出発直前(ほんとにギリギリ)まで採点と原稿に追われ、29日午前中に成田を出発。12時間ほどのフライトで首都ワシントンDCへ。そこから高速バスで3時間ほど南下。ヴァージニア州ウィリアムスバーグにあるウィリアム&メアリー大学に来ています。ウィリアム&…
柴田元幸さん責任編集の『monkey business』Vol.2 眠り号が発売されました。柴田さん、小澤英実さん、都甲幸治さんとともに僕も「眠り文学50選」で16本ほど短い文章を書いています。眠りの場面が印象的な作品をそれぞれ持ち寄って柴田邸で打ち合わせたのが半…
今日は朝から会議に出席し、午後に別のキャンパスで採点をしてから夜遅くに京都に着きました。明日は国際日本文化研究センターで研究会*1の予定。 というわけで、今年はフジロックに行きません。 いま発売中の『ミュージック・マガジン』に、8月2日から渋谷…
しんどい。あらゆる意味で限界が近づいているなか、唯一楽しみにしているのがこれ*1。M・ナイト・シャマランの新作『ハプニング』。すでにアメリカでは公開が始まっているようだが、予想通りあまり評判は芳しくない。でも私ことシャマランに関してはそうした…
学生時代に所属していたサークルの先輩、門脇さんの訃報が届いたのは昨年の4月のことだ。門脇さんはひとつ上の代の代表で、僕にとってももっとも身近な先輩の一人だった。うちの大学は一、二年と三、四年のキャンパスが分かれているので、ひとつ上の代とはと…
死のロードから生還しました。昨日、ギルモア教授ご夫妻を成田空港で見送って一段落。広島大学で開催された日本英文学会にはじまり、東京講演@慶応大学、京都講演@同志社大学と渡り歩く。その間、広島大学ではある会議の事務方として奔走し、アメリカ学会…
5月22日から6月2日かけて、ブランダイス大学英文学科マイケル・T・ギルモア教授が来日されます。その間、日本英文学会(5月25日(日)、特別講演、広島大学)、慶應義塾大学(5月27日(火))、同志社大学(5月29日(木))での講演が予定されています。詳細…
今月後半から来月にかけてかなり忙しくなることが予想されるので、いまのうちにできることをと思っているうちに、いつのまにかゴールデンウィークも後半にさしかかっていた。5月22日に来日する研究者の12日間にわたるアテンド(広島、京都、東京)とその間に…
新学期が始まりバタバタしていますが、ここ最近、何をしていたかというと主にPerfumeの新譜を聴きながら泣いておりました。なんたる名盤。とくに初回限定盤のDVDに収録されている「ポリリズム」のライブ映像にはまいった。 柴田元幸さん責任編集による文芸誌…
今日発売の『新潮』に、エンリーケ・ビラ=マタス(木村榮一訳)『バートルビーと仲間たち』の書評を書きました。タイトルは「書かずにすめばありがたいのですが」。この作家の他の作品も読んでみたい。新潮 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発…
今日発売の『考える人』(新潮社)の特集「海外の長篇小説ベスト100」のなかの大アンケート「私の海外の長篇小説ベスト10」に参加しています。古今東西の小説10作品を選ぶにあたりいろいろ迷いましたが、今回あえて「ヒップホップ的な小説」という基準で選ん…