無事生還
死のロードから生還しました。昨日、ギルモア教授ご夫妻を成田空港で見送って一段落。広島大学で開催された日本英文学会にはじまり、東京講演@慶応大学、京都講演@同志社大学と渡り歩く。その間、広島大学ではある会議の事務方として奔走し、アメリカ学会@同志社大学では自分も部会で発表。それぞれの場所で多くの方々にお世話になりました。あらためてお礼申し上げます。
ちなみに慶応での講演は、ボノの名誉学位授与式と時間が重なった。
「教授、実は今日、このキャンパスにボノが来ています。ご存知ですか?」
「知らない。誰だそれは?」
「教授はU2というロックバンドをご存知でしょうか?」
「聞いたことはあるが。」
「そのボーカルを務めている人です。最近はアフリカの貧困問題などに取り組んでいて、ダボス会議などにも出席しています。」
「ああ、それなら知っている。そうか、ボノがきているのか。」
「そうです。今日は教授とボノがこの三田キャンパスで講演をされることになっています。」
「なるほど。では私とボノで客を奪い合うわけだな。」
「そのとおりです、教授。」
「私なりにがんばるよ(笑)。」
東京ではご夫妻と一緒に歌舞伎を観劇したり、京都では南禅寺から銀閣寺まで哲学の道を散策したり、それぞれの町で思い出深い時間を過ごしました。今はさすがに放心状態ですが、仕事も山積みなので通常営業にもどります。
おまけ。まったく関係ないが、広島のホテルで深夜テレビをつけっぱなしにしていたら、とある番組の後テーマとしてこの曲が流れた。なんだかキリンジみたいな曲だなあと思っていたら冨田恵一プロデュース。とくにBメロ〜サビのコード進行やストリングス・アレンジが完全に冨田恵一のシグネチャー・サウンド。それで、この人いったい誰ですか?