桜丘町音楽夜噺
昨晩は関口義人さん主宰「桜丘町音楽夜噺」*1にお邪魔した。テーマは「ガンボ・スープをご一緒に─ワールド・ミュージックとしてのニューオーリンズ」。論者はミュージック・マガジン編集部の斉木小太郎さんと音楽評論家の湯浅学さん。司会にスタジオボイス編集部の松村正人さん。
ニューオーリンズの歴史を大まかに概観したあと、斉木さんと湯浅さんが曲をかけながら解説。まず斉木さんが19世紀から20世紀前半まで、つぎに湯浅さんが1970年代頃までを担当し、最後にダーティ・ダズン・ブラス・バンド(5月に来日決定!)*2の"What's Goin' On"でしめるという構成。
ゴットショークなどのクラシック音楽やブラスバンドの流れ、それにカリブ海音楽との関係など個人的な興味とも重なり、とても面白かった。ニューオーリンズを中心に南北アメリカ音楽をみるという視点が重要だと再認識。あと、ディクシー・カップスが"Iko Iko"を歌っていたのを初めて知りました。
終了後、お店に残ってみなさんと飲み。ニューオーリンズ・ジャズとセカンドラインをきちんと結びつける実証研究が欠けているとかウィキペディアにはまだまだ問題が山積みだとか今どきの学生のレポートは途中でフォントの色が変わったりするんですよーとかそんな話。
本年もどうぞよろしくお願いします。